【後悔しない】ヴェゼルの旧型はかっこいい！？評価と欠点を解説！

街で見かけるたびに「やっぱり、ヴェゼル旧型はかっこいいな」と感じる方は多いのではないでしょうか。

2013年の登場から年月が経った今でも色褪せない流麗なデザインは、多くの人を魅了し続けています。

しかし、いざ中古での購入を検討し始めると、本当に買って後悔しないか、特有の欠点はないのかといった不安がよぎるものです。

実際のところ、オーナーからの評価はどうなのか、ハイブリッドモデルの馬力や、「運転しにくい」という噂の真相も気になります。

さらに、現行モデルと比較して新旧どっちが良いのか、2025年時点での新旧比較を踏まえた上で、自分に合ったおすすめグレードを見つけたいと考えている方もいるでしょう。

この記事では、そうした疑問や不安をすべて解消します。

この記事のポイント

ヴェゼルの旧型がかっこいいと言われる理由を徹底解剖

ウィキペディア（Wikipedia）

①スタイリングと実用性で高い評価を獲得

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初代ヴェゼルが今なお多くの人々から「かっこいい」と高い評価を獲得している最大の理由は、SUVの力強さとクーペの流麗さを融合させた、革命的なスタイリングにあります。

このデザインは「Dynamic Cross Solid」というコンセプトに基づいており、安定感のある下半身（ロアボディ）と、色気を感じさせる上半身（アッパーボディ）を、シャープなキャラクターラインで繋いでいます。

特に象徴的なのは、後部ドアのハンドルを窓枠に隠した「ビルトインリアドアハンドル」です。

これにより、4ドアの実用性を保ちながら、まるで2ドアクーペのようなスタイリッシュなシルエットを実現しました。

一方で、デザイン性だけでなく実用性が優れている点も評価されています。

ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」技術により、後席は「大人が足を組めるほど」と評されるほどの足元空間を確保。

荷室もクラストップレベルの容量を誇り、デザインのために実用性を犠牲にしないという、ホンダらしい設計思想が貫かれています。

2018年のマイナーチェンジではフロントグリルやバンパーのデザインが変更され、より精悍で都会的な印象へと進化。

前期型の柔らかな表情と、後期型のシャープな顔つき、どちらを好むかで選ぶのも一つの楽しみ方と言えるでしょう。

②ターボ車が誇る十分な馬力と加速性能

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初代ヴェゼルには、全部で3種類のパワートレインが用意されていましたが、走りの楽しさを追求するなら1.5L VTEC TURBOエンジンを搭載した「TOURING」グレードが際立っています。

このエンジンは、最高出力172馬力、最大トルク220Nmという、コンパクトSUVのクラスを超えたスペックを誇ります。

その加速性能は「異次元」とまで評されるほどで、高速道路の合流や追い越しでも余裕のある、力強い走りを提供してくれます。

もちろん、他のパワートレインにもそれぞれの魅力があります。

主力であったハイブリッドモデルは、7速DCT（デュアルクラッチトランスミッション）を組み合わせることで、モーターによる滑らかな発進と、ダイレクト感のあるスポーティな走りを両立させていました。

③購入前に知るべきi-DCDという欠点

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輝かしい魅力を持つ初代ヴェゼルですが、中古車として購入する上で絶対に知っておかなければならない欠点が存在します。

それが、ハイブリッドモデルに搭載された「SPORT HYBRID i-DCD」というシステム、特にその中核をなす7速DCT（デュアルクラッチトランスミッション）に関するトラブルです。

このi-DCDは、ダイレクトな加速感が魅力である一方、日本の交通事情、特に渋滞時のストップ＆ゴーや、ゆるやかな登坂路での低速走行に弱いという構造的な問題を抱えていました。

半クラッチ状態が続くことでトランスミッションがオーバーヒートしやすく、ギクシャクした不快な挙動や、最悪の場合は走行不能に陥るケースも報告されています。

この問題は非常に深刻であったため、ホンダはモデルライフを通じて複数回のリコールやサービスキャンペーン（無償修理）を実施しました。

したがって、中古のハイブリッドモデルを検討する際は、これらの対策が正規ディーラーで確実に行われているか、整備記録で確認することが極めて重要です。

言ってしまえば、このi-DCDという欠点は、初代ヴェゼル最大の魅力である「スポーティな走り」と表裏一体の関係にあるのです。

このリスクを理解した上で、信頼できる後期モデルを選ぶか、トラブルの心配が少ないガソリン車やターボ車を選択することが賢明と言えます。

④乗り心地の硬さが招くオーナーの後悔

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初代ヴェゼルのもう一つのウィークポイントとして頻繁に挙げられるのが、「乗り心地の硬さ」です。これが原因で「買ってから後悔した」という声も少なくありません。

ヴェゼルは、SUVとは思えないシャープで安定したハンドリングを実現するために、サスペンションが硬めに設定されています。

特に17インチや18インチのホイールを装着する「Z」や「RS」といった上級グレードでは、その傾向が顕著です。

舗装が綺麗な道では気持ちの良い走りを楽しめますが、路面が荒れていたり、段差を乗り越えたりする際には、ゴツゴツとした突き上げや、車内に響くロードノイズが気になる場面が多くなります。

後席に同乗者を乗せる機会が多い方は、この点を特に注意深くチェックする必要があるでしょう。

もし乗り心地を重視するのであれば、比較的小径な16インチタイヤを履くベースグレードの「X」や「G」が、最もマイルドな乗り味を提供してくれます。

デザインの好みと快適性のバランスをどこに置くかが、グレード選びの重要なポイントになります。

⑤視界の悪さが運転しにくい原因になる？

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「ヴェゼルは運転しにくい」という声が聞かれることがありますが、その主な原因は、スタイリッシュなデザインと引き換えになった「視界の悪さ」にあります。

最も指摘されるのが、太く傾斜したAピラー（フロントガラス横の柱）です。

これが死角となり、右左折時に横断歩道の歩行者や自転車を見落としそうになる、というヒヤリハット体験を持つオーナーは少なくありません。

また、クーペのようなルーフラインを実現するために、リアウインドウは小さく、後方へ向かって絞り込まれています。

これも後方視界を妨げる一因です。特に、車線変更や駐車の際に斜め後ろの状況が確認しづらいと感じることが多いでしょう。

もちろん、こうした弱点は慣れである程度カバーできますが、運転に自信がない方にとってはストレスに感じるかもしれません。

このため、中古車を選ぶ際には、後方の死角をカバーしてくれるバックカメラが装着されているかどうかは必須のチェック項目と言えます。

可能であれば、車両の周囲を映像で確認できる「マルチビューカメラシステム」が装備された車両を選ぶと、さらに安心感が高まります。

ヴェゼルの旧型はかっこいいけど購入は大丈夫？

ウィキペディア（Wikipedia）

①結局、ヴェゼルは新旧どっちを選ぶべき？

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「旧型もかっこいいけど、やっぱり新しい方がいいのかな？」と、新旧どっちを選ぶべきかで悩むのは当然のことです。

結論から言うと、これはどちらが優れているかではなく、あなたがクルマに何を求めるかによって答えが変わります。

初代（RU系）は、エモーショナルで攻撃的なデザインと、i-DCDやターボエンジンがもたらすダイレクトな運転感覚が魅力です。

言ってしまえば、少し荒削りな部分はあるものの、クルマと対話するような「操る楽しさ」を重視する人に向いています。

何より、購入価格を抑えられる点は大きなメリットです。

一方、二代目（RV系）は、シンプルで洗練されたクリーンなデザインへと舵を切りました。

ハイブリッドシステムは格段に滑らかで静かな「e:HEV」に進化し、乗り心地や静粛性も大幅に向上。

最新の安全運転支援システムも備わっています。こちらは、「快適性や先進性、そして安心感」を優先する人にとって最適な選択肢となります。

私であれば、このように考えます。

あなたのカーライフを想像して、どちらのコンセプトがより心に響くかで判断するのが良いでしょう。

②最新e:HEVとの新旧比較 2025年版

HONDA

新旧モデルをより具体的に比較すると、二代目がいかに初代の弱点を克服し、進化を遂げたかがよく分かります。2025年時点で見ても、その差は明確です。

最大の進化点は、やはりハイブリッドシステムです。初代のi-DCDがエンジンの力を主体にモーターが補助する仕組みだったのに対し、二代目のe:HEVは、基本的にモーターで走行し、エンジンは主に発電に徹します。

これにより、EVのような極めて滑らかで静か、かつ力強い加速フィールを実現しました。

安全運転支援システム「Honda SENSING」も飛躍的に進化しています。

初代の初期型は機能が限定的で、ACC（アダプティブクルーズコントロール）も全車速追従ではありませんでした。

しかし二代目では、渋滞追従機能が付くなど、日常の運転が格段に楽で安全になっています。

ちなみに、2025年には現行ヴェゼルに待望のスポーツグレード「e:HEV RS」が追加される予定です。

より引き締められた足回りと専用デザインで、走りの楽しさを追求するモデルとして注目されています。

このことからも、ホンダがヴェゼルのスポーティなイメージを大切にし続けていることが分かります。

③初代モデルの中古車市場の価格動向

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二代目モデルの登場から数年が経過し、初代ヴェゼルの中古車市場は非常に活発です。

流通台数が豊富で価格もこなれてきているため、予算に合わせて幅広い選択肢から探せるのが大きな魅力です。

価格は年式、走行距離、グレード、そしてパワートレインによって大きく変動します。

一般的に、「前期型＜中期型＜後期型」の順に高くなり、同じ年式であればガソリン車よりもハイブリッド車の方が高値で取引される傾向にあります。

以下は、2025年時点における大まかな中古車価格の目安です。

前述の通り、i-DCDのリスクを考えると、狙い目はやはり後期型です。

価格は高めになりますが、内外装の質感や安全装備の充実度、そして何より信頼性の高さを考えれば、十分にその価値はあると言えるでしょう。

④後期型のZやRSがおすすめグレード

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数あるグレードの中で、特におすすめしたいのが2018年2月以降の後期モデル。

その中でも装備の充実した「HYBRID Z・Honda SENSING」と、スポーティな「HYBRID RS・Honda SENSING」です。

後期型をおすすめする最大の理由は、信頼性が向上したi-DCDと、標準装備化された「Honda SENSING」にあります。

低速時のギクシャク感がかなり改善されており、初期型や中期型に比べて安心して乗ることができます。

その上で、グレード選びのポイントは以下の通りです。

どのグレードを選ぶにしても、正規ディーラーでの整備記録がしっかりと残っている車両を選ぶことが、後悔しないための絶対条件です。

特にi-DCD関連や燃料ポンプなど、重要なリコール対策が実施済みであることを必ず確認してください。

まとめ：ヴェゼルの旧型がかっこいいは本当か

初代ヴェゼルを様々な角度から検証してきましたが、最後にこの記事の要点をまとめます。

最後までお読み頂きありがとうございました♪